12/19 第2回「研究推進のための生成AI活用講座」開催報告
2025年12月19日(金)16:00〜17:00、大学・研究機関のURAおよび研究開発マネジメント人材を対象に、オンライン(Zoom)で 「第2回 研究推進のための生成AI活用講座」を開催しました。主催はRA協議会 スキルプログラム専門委員会 認定 「生成AIとURA業務の勉強会」で、参加者は68名でした。
1. 開催概要
- イベント名:第2回 研究推進のための生成AI活用講座
- 開催日時:2025年12月19日(金)16:00〜17:00
- 開催形式:オンライン(Zoom)
- 主催:RA協議会 スキルプログラム専門委員会 認定「生成AIとURA業務の勉強会」
- 参加者数:約50名
2. プログラム
- 前回の質問への回答コーナー
- イントロダクション:各種AIツールの戦略的使い分け解説
- 深掘り:NotebookLMの核心的機能と研究推進への応用
- 実技演習:デジタルクローンの作成と政策分析デモ
- Q&Aセッション:実践的な運用とセキュリティについて
- クロージング:次回に向けた宿題の提示
3. 講演内容要旨
(1) AIツールの連携戦略
単一ツールへの依存ではなく、それぞれの強みを活かす「戦略的な使い分け」が提唱されました。代表例として、 以下の位置づけが示されました。
- Perplexity:検索特化型。回答の裏付けを取るための「セカンドオピニオン」として活用
- NotebookLM:信頼できるソース(情報源)のみを基に回答を生成する仕組み。ハルシネーション抑制に寄与
- Felo:自然な日本語生成に強み(Claude系モデル)。NotebookLMで作成したドラフトの「清書・スライド化」に活用可能
(2) NotebookLMの活用シナリオ(研究推進における4つの活用法)
研究推進業務に直結する具体的な活用法として、次の4点が紹介されました。
- デジタルクローンの作成:研究者の過去論文を読み込ませ、客観的な強み・弱みの分析に利用
- 申請書の自動生成:公募要領と研究内容を投入し、「レポート機能」で申請書の叩き台を生成
- 助成情報アシスタント:大量の助成金情報を格納し、研究者ニーズに合わせたマッチングを支援
- 政策・戦略分析:省庁の会議議事録等を横断分析し、大学の戦略立案の根拠づくりに応用
(3) 実演とアウトプット(デジタルクローン等の作成)
- ファストリサーチ機能により、ウェブ情報を即座にソースとしてインポートする実習
- 読み込んだ情報から、マインドマップ/インフォグラフィック/動画解説などを短時間で生成できる即時性のデモ
4. 質疑応答(主な内容)
- Q:動画生成は簡単か?
A:ボタン一つで可能。テイストの選択やカスタム指示(例:SF風)で調整もできる。 - Q:学内の非公開情報は扱えるか?
A:機密情報の直接入力は厳禁。BIツール等で分析した後の「サマリー(機密を含まない結果)」を読み込ませる運用が安全。 - Q:同じソースなら誰でも同じ結果になるか?
A:検索タイミング等でソースに揺らぎが生じる「ソースガチャ」があり、完全一致するとは限らない。
5. 次回開催に向けた宿題
第3回に向け、以下の2点を実践することが求められました。
- デジタルクローンの作成:担当研究者の論文等をソースとした分析
- 申請準備ノートの作成:特定の助成金公募に関する情報の格納と申請準備
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